2級管工事施工管理技士の次の試験は、**令和8年度の第一次検定(後期)と第二次検定で、2026年11月15日(日)**です。申込みは7月14日から7月28日までで、すでに締め切られています。これから申し込む人は、令和9年度の前期(令和8年度は6月実施・3月申込み)が次の機会になりますが、2026年11月6日時点で令和9年度の日程はまだ発表されていません。
この記事は、2級管工事施工管理技術検定の「調べもの」を1本にまとめた試験ガイドです。試験の形、日程と申込み、受検手数料と受検資格、合格基準、合格率の推移、合格後の称号までを、実施団体の全国建設研修センターと国土交通省の公表資料だけで整理します。日程や金額は年度ごとに変わるので、申込み前には必ず公式サイトで最新の案内を確認してください。
試験の概要(実施団体・形式・問題数・時間)
2級管工事施工管理技術検定は、建設業法第27条にもとづく国家試験(技術検定)です。国土交通大臣の指定試験機関である一般財団法人 全国建設研修センターが実施しています。試験は第一次検定と第二次検定に分かれています。
受検の手引では、検定科目ごとに求められる知識が示されています。機械工学等では、機械工学・衛生工学・電気工学・電気通信工学・建築学の概略の知識、冷暖房・空気調和・給排水・衛生などの設備の知識、設計図書を読む知識。施工管理法では、施工計画・工程管理・品質管理・安全管理の知識と基礎的な能力。法規では、施工の管理に必要な法令の概略の知識です。
第二次検定の問題の形と試験時間は、受検する年度の案内で確認してください(この講座では扱っていないため、ここでは第一次検定を中心に書きます)。問題の区分や選択のしかたは、第一次検定の全体像を整理した記事で詳しく説明しています。
試験日・申込期間・申込方法
令和8年度の日程は次のとおりです(2026年11月6日確認)。
- 第一次検定だけの申込みと、新受検資格での申込みはインターネットのみです
- コンビニ払いを選べるのは、前期が3月15日まで、後期・第二次検定が7月25日までで、支払締切日までに払わないと申込みが無効になります
- 旧受検資格で受ける新規の申込者は、書面の申込用紙(1部1,000円・消費税込)を使います。令和8年度は6月29日から販売されました
- 試験地は、前期が全国10地区、後期が14地区、第二次検定が13地区(近郊都市を含む)
- 申込受付期間を過ぎると、理由を問わず申し込めません。締切後は検定区分や新・旧受検資格の変更もできません
後期の受検者には、受検の手引で次の予定が示されています。
申込みの準備や取消のしかたは、試験日程と申込みの記事にまとめています。
令和8年度と同じ形なら、前期(6月)は3月上旬、後期(11月)は7月中旬に受付が始まります。受付は約2週間と短いので、令和9年度の日付が発表されたら早めに確認してください。
受検手数料・受検資格
受検手数料(令和8年度・非課税)
インターネットで申し込むときは、別に事務手続手数料250円(税込)がかかります。金額は建設業法施行令第42条の表(管工事施工管理の二級は第一次検定・第二次検定とも6,350円)とも一致します。
受検資格
第一次検定は、受検する年度の末日時点で17歳以上なら、学歴や実務経験に関係なく受けられます。令和8年度は「令和8年度中における年齢が17歳以上の者(平成22年4月1日に生まれた者も含む)」でした。
第二次検定は、令和6年度から受検資格が変わりました。国土交通省の資料では、新受検資格は次のように整理されています。
「第一次検定合格」は令和3年度以降の合格が対象です。令和6年度から令和10年度までは経過措置で、制度改正前の旧受検資格(学歴ごとの卒業後の実務経験年数)でも第二次検定を受けられます。新受検資格の実務経験は、原則として管工事業の工事の経験です。センターのページでは、建設業の許可を受けて国外で施工した工事も、国内の実務経験と同じように認められると案内されています。詳しくは受検資格の記事で整理しています。
合格基準(合格点)
国土交通省の「令和8年度技術検定の合格基準について」では、2級管工事施工管理は第一次検定・第二次検定とも得点が60%以上で合格です。ただし「試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性がある」と書かれています。
2級の第一次検定には、1級のような「応用能力の問題だけの足切り」はありません。全体で24問を取れるかが基準です。また、第一次検定と第二次検定を同じ日に受けて第一次検定が基準に届かなかった人は、第二次検定が採点されません。不合格のときは、成績として第一次検定の正解数だけが通知されます。
合格率の推移
全国建設研修センターが公表している合格者の発表資料から、確かめられた年度の数字だけを並べます。合格率は「受検者に対する合格者の割合」です。
第一次検定
第二次検定
第一次検定は6割前後で安定しています。第二次検定は、令和6年度の62.4%から令和7年度は50.0%へ下がりました。前期と後期、第一次と第二次は別々に発表されるので、年度と回を分けて読むことが大切です。試験地ごとの内訳は、合格率の記事で整理しています。
科目免除・一部免除
建設業法施行令第39条には、指定学科の卒業者などについて検定の一部を免除できるしくみがあり、内容は国土交通大臣が定めるとされています。ただし、全国建設研修センターの2級管工事のページと令和8年度後期の受検の手引には、第一次検定の一部免除を申請する方法の案内は見当たりませんでした(2026年11月6日確認)。該当しそうな人は、センターに問い合わせてください。
受検の手引には、免除と似た扱いとして次の案内があります。
- 第一次検定に合格した人は、第二次検定の受検資格を満たしたあと、期間や回数の制約なく第二次検定から受けられる
- 令和2年度以前に「学科試験のみ」を受けて合格した人は、学科試験免除期間内の連続する2回の第二次検定を受けられ、それを過ぎると第一次検定からの受検になる
合格後の手続き(技士補・技士)
建設業法施行令第40条で、技術検定の合格者が称することのできる称号が決まっています。
第一次検定に合格したら、合格通知書に同封される交付申請書を受付期間内に国土交通省へ申請すると、「第一次検定合格証明書(2級管工事施工管理技士補)」が交付されます。証明書には合格者の写真が印刷されます。第二次検定の合格者も、所定の手続きで国土交通大臣から第二次検定合格証明書が交付されます。合格証明書の交付手数料は2,200円です(建設業法施行令第42条第2項)。
技士補・技士が現場でどの立場に就けるか(主任技術者など)は、建設業法と国土交通省の技術者制度の案内で確かめてください。
勉強時間・学習の進め方
第一次検定は、空調・給排水衛生などの設備の知識に、施工管理と法規を合わせた範囲から40問を解きます。必須問題(施工管理法など)を確実に取り、選択問題は得意な区分を決めて決められた数だけ答えるのが基本の進め方です。選択の区分で決められた数より多く答えないよう、問題用紙の注意書きを必ず読みましょう。
試験問題と正答肢は試験の翌日から1年間、全国建設研修センターのホームページで公表されるので、本番の形に慣れる教材として使えます。
2級管工事施工管理技士講座は、第一次検定の範囲を授業動画で順に学べる講座です。料金は月額 2,484円〜(年額プラン29,800円・一括払いの月あたり。月額プランは3,980円)です。第二次検定(記述式・施工経験記述)は講座の範囲外なので、公式の案内や別の教材で準備してください。
よくある質問
Q. 次の試験はいつですか? 今から申し込めますか?
次は令和8年度の第一次検定(後期)と第二次検定で、2026年11月15日(日)です。申込みは7月28日で締め切られています。今から申し込めるのは令和9年度の試験で、日程は2026年11月6日時点で未発表です。
Q. 第一次検定は何問正解すれば合格ですか?
令和8年度は、解答する40問のうち24問以上の正解(60%以上)で合格でした。基準は試験の実施状況で変わる可能性があると公表されています。
Q. 実務経験がなくても受検できますか?
第一次検定は、受検年度の末日時点で17歳以上なら実務経験なしで受けられます。第二次検定は、第一次検定合格後の実務経験などが必要です。
Q. 後期の合格発表はいつですか?
令和8年度後期の第一次検定は令和9年1月5日(火)、第二次検定は令和9年3月3日(水)に発表の予定です。
まとめ
- 次の試験は2026年11月15日(令和8年度の第一次検定〔後期〕と第二次検定)。申込みは締切済み
- 令和9年度の日程は未発表(2026年11月6日確認)。令和8年度は前期6月7日・申込み3月4日〜18日
- 手数料は第一次検定のみ6,350円+インターネット申込みの事務手続手数料250円
- 第一次検定は40問中24問以上(60%)で合格。17歳以上なら誰でも受検できる
- 合格率は第一次検定が6割前後、第二次検定は令和7年度50.0%
- 第一次検定の合格で「技士補」、第二次検定の合格で「技士」
日程・手数料・合格基準は年度ごとに変わることがあります。最新の情報は、全国建設研修センターの公式サイトで確認してください。