2級管工事施工管理技士の第一次検定に向けて、通信講座・Web講座を料金だけでなく、教材の形・質問のしかた・視聴期間まで並べて比べるための記事です。各社の講座ページを2026年10月28日に実際に開き、書かれている内容だけを表にしました。
この記事は、講座を運営する資格のエアポート(株式会社KUBOYA)が書いています。自社の講座も同じ基準で載せています。順位や点数はつけず、「こういう人にはこの講座の作りが合いやすい」という形で整理します。
2級管工事の講座は、第一次検定だけのコースと、第一次・第二次検定のセットのコースに分かれていることが多いです。第二次検定(記述式)まで一緒に準備したいのか、まず第一次検定に絞るのかで、選べる講座が変わります。
結論: 選び方の早見表
全国建設研修センターの案内(2026年10月28日確認)では、令和8年度の第一次検定(後期)の試験日は2026年11月15日(日)、合格発表は2027年1月5日(火)です。後期の受検申込みは2026年7月28日で締め切られています。視聴期間が「試験日まで」の講座が多いので、残りの日数で終えられる分量かどうかも選ぶ基準にしてください。
講座を選ぶときに見る5つのポイント
- 第一次検定だけか、第二次検定も含むか: 第一次検定のみのコースがある講座と、一次・二次のセットだけを案内している講座があります。資格のエアポートは第一次検定のみです
- 料金の総額: テキストや問題集が別売の講座があります。受講料に教材を足した金額で比べます
- 視聴・受講の期間: 「試験日当日まで」「試験日の前日まで」の講座と、「2027年12月31日まで」「受講期間4か月」のように期間で決まる講座があります。今回の試験で終わるのか、次の試験まで使えるのかが違います
- 教材の形: 動画中心か、紙のテキストと問題集が届くか、PDFの配布資料か。書き込みたい人には大きな違いです
- 質問・添削の仕組み: 講師への質問ができるか、課題の添削があるか、AIへの質問か。確認したページに記載がない講座もあります
料金と視聴期間の比較表
2026年10月28日時点で各社の公式サイトを確認した内容です。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。税込・税抜は公式サイトの表記どおりに書いています。
SATの管工事施工管理技士講座は、アガルートアカデミーの講座ページでも同じ料金で販売されています(ページに「本商品はSAT株式会社がサービスを提供します」と記載)。この記事では1つの講座として数えています。
教材とサポートの比較表
2026年10月28日時点で各社の公式サイトを確認した内容です。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
返金について、公式サイトでは次のように案内されています。SATは「30日間返金保証」(条件あり)を案内しています。CIC日本建設情報センターは、教材不良・誤発送以外の理由でのキャンセル・返金はできないとしています。ほかの講座は、確認したページに返金・合格特典の記載がありませんでした。
各社の講座の概要
SAT(アガルートでも販売)
2級は「一次・二次(セット)」「一次(単体)」「二次(単体)」から選べ、それぞれEラーニング・DVD・両方の3つの形があります。テキスト冊子は紙で届き、講義は1本10〜20分前後の区切りです。講師への質問の仕組みがあり、不合格のときは不合格通知書を示すと質問回数が戻る制度があります。視聴期限が2027年12月31日までなので、今回の試験に間に合わなくても次の試験まで使えます。紙と動画の両方で学びたい人、第二次検定の記述対策(添削)まで同じ講座で進めたい人に合いやすい作りです。
CIC日本建設情報センター
第一次検定のみのWeb講座があり、約12時間の講義と、テキスト・分野別過去問題集・模擬試験が届きます。受講できるのは試験日当日までです。DVD講座、2日間の通学講座もあります。第一次検定に絞って、届いた教材と動画で短く仕上げたい人に合いやすい講座です。Web講座の質問の仕組みは、確認したページに記載がありませんでした。
建設技術教育センター
会場で行う生講座を完全収録した講義を、インターネットで視聴する講座です。第一次検定(後期)の講座は約12時間で、視聴期間は2026年10月17日から試験日の前日までです。テキストと問題解説集は受講料に含まれず、別に買う必要があります(合わせて7,700円)。すでに市販の教材を持っていて、講義だけを足したい人に向いています。
地域開発研究所
受検講習会のWebコースで、確認したページで案内されていたのは一次・二次をまとめたコースです。講義は合計約22時間40分で、スマホ・PCで使える過去問トレーニングがつきます。指定図書のテキストと問題解説集は別売です。動画の配信は2026年10月1日から11月15日までと短い期間に集中しているので、試験直前の時期に一気に進めたい人向けです。
JTEX
「要点テキスト」と別冊の問題集を読み、課題を提出して添削を受ける講座です。必修課題4回と任意提出課題1回があり、第二次検定のレポートも添削すると案内されています。受講期間は4か月です。動画で学びたい人より、紙の教材を読んで書いて進めたい人向けです。
日建学院
一次コースは、自宅学習・基礎講義・一次検定対策講座(各講義にテスト)・模擬試験を順に進める形で、通学とWebから選べます。講義は映像講義です。料金は一般242,000円(税込)で、教材と、日程の決まった講義・宿題・テスト・模擬試験が含まれます。[2026年11月試験]のインターネット申込みは2026年10月18日で終わっており、[2027年6月試験]のコースが案内されています。決まったペースで管理されたい人に合いやすい講座です。
資格のエアポート
第一次検定の出題範囲を、試験の全体像・一般基礎・空調と換気・給排水衛生・設備全般・施工管理・法規に分け、48本の授業動画にした講座です。送風機・ポンプ・弁などの機器は写真で、空気や水の流れは模式図で見せます。授業ごとの確認問題、読む授業、単語帳、本試験と同じ区分と解答数の模擬試験2回分があり、分からないところはAI講師トーレスに毎月30回まで質問できます。第二次検定には対応していません。
独学との比較: 独学で足りる人
全国建設研修センターの公表資料によると、令和7年11月16日に行われた2級管工事の第一次検定(第一次・第二次検定の受検者のうち第一次検定と、第一次検定〔後期〕の合計)は、受検者9,409人に対して合格者5,752人で、合格率は61.1%でした。
受検資格は、令和8年度中に17歳以上になる人であれば学歴や実務経験は問われません(全国建設研修センターの案内)。第一次検定は52問が出題され、そのうち40問(必須15問・選択25問)に解答します。合格基準は得点の60%以上(24問以上の正解)で、試験時間は10時30分から12時40分までです(令和8年度後期の受検の手引)。試験問題と正答肢は、全国建設研修センターのホームページで試験の翌日から1年間公表されます。
独学で足りやすいのは、次のような人です。
- 空調・衛生の設備の仕事をしていて、機器や配管の名前に見覚えがある
- 市販の過去問題集を自分で何周も回し、間違えた選択肢を自分で調べられる
- 選択の区分で「どこを選んで解くか」を自分で決め、その分だけ準備できる
反対に、設備の現場をまだ知らず機器の名前から覚える必要がある人、湿り空気線図や流体の計算に苦手意識がある人は、講座で範囲と順番を決めてもらうと手間が減ります。受検手数料は第一次検定が6,350円(非課税。インターネット申込みは別に事務手続手数料250円)で、講座の料金とは別にかかります。
資格のエアポートの講座が合う人・合わない人
合う人:
- 第一次検定に絞って、出題範囲を一通り授業動画で学びたい人
- 機器や部品を写真で、しくみを模式図と表で確かめながら覚えたい人
- 夜や移動中など、人に聞けない時間に疑問をすぐ解決したい人(AI講師トーレスに毎月30回まで質問できます)
- 試験までの数か月だけ使いたい人(月額2,484円〜。年額プラン29,800円・一括払いの月あたり。月額プランは3,980円。いずれも税込)
合わない人:
- 紙のテキストに書き込みながら学びたい人(紙の教材はありません)
- 第二次検定(記述式)の対策も同じ講座で進めたい人(第一次検定のみの講座です)
- 人の講師に質問したい人、添削を受けたい人(質問はAI講師トーレスへの質問のみです)
- 合格特典や返金保証を重視する人(どちらもありません)
講座の章立てと授業の一覧は、2級管工事施工管理技士講座のページで確認できます。
よくある質問
Q. 2級管工事施工管理技士の第一次検定は独学でも合格できますか?
A. 独学で合格する人もいます。令和7年度(11月実施分)の第一次検定の合格率は61.1%でした(全国建設研修センターの公表資料)。40問中24問以上の正解が必要なので、必須の区分を落とさず、選択の区分で解く分を確実に準備できるかが分かれ目です。
Q. 第一次検定だけの講座はどれですか?
A. 2026年10月28日に公式サイトで確認した範囲では、SATの「2級一次(単体)」、CIC日本建設情報センターの「第一次検定のみ」の講座、建設技術教育センターの第一次検定のインターネット講座、日建学院の一次コース、資格のエアポートが第一次検定だけを対象にしています。地域開発研究所のWebコースは一次・二次をまとめたコースです。
Q. 講座の料金に受検手数料は含まれますか?
A. 確認した各社の講座ページに、受検手数料を含むという記載はありませんでした。第一次検定の受検手数料6,350円は、全国建設研修センターに別に支払う費用です。
Q. 資格のエアポートの講座で第二次検定の対策はできますか?
A. できません。資格のエアポートの2級管工事施工管理技士講座は第一次検定の対策だけです。第二次検定の記述対策が必要な方は、一次・二次のセットや第二次検定のコースがある講座と組み合わせてください。
まとめ
- 第一次検定だけを扱うWeb講座は約2万〜3万円台(2026年10月28日に公式サイトで確認)。教材が別売の講座もあるので、教材を足した総額で比べます。資格のエアポートは月額2,484円〜(年額プラン29,800円・一括払いの月あたり。月額プランは3,980円)のサブスクです
- 紙のテキストが届く講座、PDFの配布資料と別売の教材を使う講座、課題を出して添削を受ける講座、決まった日程で通う講座など、作りが大きく違います
- 一次・二次のセットだけを案内している講座もあるので、第二次検定まで講座で準備するかを先に決めると選びやすくなります
- 令和8年度の後期の第一次検定は2026年11月15日です。料金や期限は変わることがあるため、申込み前に各社の公式サイトで最新の内容を確かめてください