2級管工事施工管理技士の第一次検定は、必須問題15問と選択問題25問、合わせて40問を解答し、60%以上(24問以上の正解)で合格を目指す試験です。この記事では、全国建設研修センターの受検の手引と合格者の発表資料をもとに、試験の形・合格基準・受検資格・合格率を整理します。これから受検を考える人が、最初に全体像をつかむための記事です。
第一次検定とは? どんな試験か
2級管工事施工管理技術検定は、建設業法に基づく国家試験です。国土交通大臣の指定を受けた一般財団法人 全国建設研修センターが実施しています。検定は「第一次検定」と「第二次検定」に分かれています。
第一次検定は、施工管理に必要な知識を問う試験です。解答はマークシート方式で行います。第二次検定は、施工管理の実務能力を問う試験で、記述式の出題があります。この記事は第一次検定を扱います。
日程・手数料・試験時間は年度ごとに変わります。この記事の数字は令和8年度の案内にもとづきます。受検する年度の最新の情報は、全国建設研修センターの公式サイトで確認してください。
試験の内容は3つの検定科目
受検の手引では、第一次検定の検定科目を次のように示しています。
管工事は、空調・換気、給水・給湯、排水・通気、ガス、消火などの配管とダクトの工事です。そのため、設備の仕組みを問う問題と、施工の進め方を問う問題の両方が出ます。法規は、労働安全衛生法、建築基準法、建設業法などから出題されます。
試験問題と正答は、全国建設研修センターのホームページで、試験の翌日から1年間公表されます。公表されている問題は、自分の学習の確認に使えます。
解答数は40問 — 必須15問と選択25問
第一次検定は、受検者が解答する問題が40問です。内訳は、全員が解く必須問題が15問、区分ごとに決められた数を選んで解く選択問題が25問です。令和7年度の合格者の発表資料にも「解答する必須問題15問、選択問題25問の合計40問」と書かれています。
選択問題は、区分ごとに解答する数が決まっています。決められた数より多く解答すると減点になる点に注意が必要です。マークする前に、問題用紙の注意書きで、区分ごとの解答数を必ず確認してください。
必須問題は、受検者全員が同じ問題を解きます。選べる問題と違って「捨てる」ことができないので、先に固めておく区分です。
合格基準は60%以上 — 24問の正解が目安
合格基準は、受検の手引に「得点が60%以上」と書かれています。1問1点で40問を解答するので、40点の60%である24点、つまり24問以上の正解が合格の目安です。令和7年度と令和8年度前期の合格者の発表資料でも「24問以上正解」を合格としています。
ただし、手引には「試験の実施状況等を踏まえ変更する可能性があります」と書かれています。「毎年24問」と決めつけず、受検する回の案内で確認してください。
成績の通知は「○○問 正解」という形で、全体の結果のみです。合格者には成績の通知は行われません。
試験時間と試験日
令和8年度の後期は、2026年11月15日(日)に実施されます。第二次検定と同じ日です。
令和8年度の前期は2026年6月7日(日)に実施され、合格発表は7月7日でした。試験地は後期で札幌から那覇まで全国14地区です。
受検資格と手数料
第一次検定は、令和8年度中に17歳以上であれば受検できます。学歴や実務経験は問われません。第二次検定を受けるときは、実務経験などの別の資格が必要です。第二次検定は講座の範囲外なので、この記事では詳しく扱いません。
受検手数料は次のとおりです(いずれも非課税)。
インターネットで申し込む場合は、別に事務手続手数料250円(税込)がかかります。
合格率の目安
全国建設研修センターが公表した合格者の発表資料では、次のとおりです。
前期と後期は別々に発表されます。数字を見るときは、年度と回を確かめてください。合格率は受検者に対する合格者の割合です。
合格すると「技士補」を名乗れる
第一次検定に合格すると、「2級管工事施工管理技士補」と称することができます。所定の手続きで、国土交通大臣から第一次検定合格証明書が交付されます。第二次検定に合格すると、「2級管工事施工管理技士」を名乗れます。
技士補・技士の称号は、建設業法に基づく制度です。制度の細かい違いは、別の記事で整理する予定です。
勉強の進め方と講座への導線
第一次検定は40問ですが、必須15問は逃げられず、選択は区分ごとに問題を選べます。得意な区分を作り、必須の区分を固めると、24問に届きやすくなります。
2級管工事施工管理技士講座では、第一次検定の範囲を、一般基礎・空調と換気・給排水衛生・設備全般・施工管理・法規の順に、動画の授業で学べます。第二次検定(記述式)は講座の範囲外です。
よくある質問
Q. 第一次検定は何問解答しますか?
必須問題15問と選択問題25問の、合計40問です。
Q. 何点で合格ですか?
得点60%以上が基準で、40問なら24問以上の正解が目安です。試験の実施状況によって変更される可能性があるため、受検する回の案内で確認してください。
Q. 実務経験がなくても受検できますか?
第一次検定は、令和8年度中に17歳以上であれば、学歴・実務経験を問わず受検できます。
Q. 試験問題は見られますか?
全国建設研修センターのホームページで、試験の翌日から1年間公表されます。
まとめ
- 第一次検定は、必須15問+選択25問の40問を解くマークシート方式
- 合格基準は得点60%以上(24問以上の正解が目安)。変更の可能性は手引で確認する
- 17歳以上なら学歴・実務経験を問わず受検できる。手数料は6,350円(第一次検定のみ)
- 合格率は令和7年度61.1%、令和8年度前期62.5%。年度と回を添えて見る
- 合格すると2級管工事施工管理技士補を名乗れる