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出題分析

介護福祉士の合格率の推移|第38回は70.1%、受験資格別・パート別の数字も整理

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介護福祉士国家試験の合格率を、厚生労働省の合格発表で整理。第38回は受験者78,469人・合格者54,987人で70.1%。第29回以降の推移、受験資格別の合格率、パート別合格者数が分かります。

トーレス先生
トーレス

介護福祉士国家試験の合格率を、厚生労働省の合格発表で整理。第38回は受験者78,469人・合格者54,987人で70.1%。第29回以降の推移、受験資格別の合格率、パート別合格者数が分かります。

この記事の要点

  • 第38回(2026年1月実施)の合格率は70.1%。受験者78,469人のうち54,987人が合格した
  • 第29回〜第38回の10回では、合格率は69.9%〜84.3%の範囲。第35回の84.3%が最高で、以降は3回続けて下がっている
  • 第38回を受験資格別に見ると、福祉系高校90.9%、訪問介護員等82.3%、養成施設58.8%と差がある
  • 第38回のパート別合格(免除)者数はAが3,935人、Bが1,509人、Cが6,181人(一部重複)
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介護福祉士国家試験の合格率は、直近の第38回で70.1%でした。この記事では、厚生労働省が公表した合格発表の資料(2026年10月26日に確認)をもとに、第1回から第38回までの推移と、第38回の受験資格別・パート別の数字を整理します。「70%なら受かりやすい」と受け取る前に、数字の読み方も確認しておきましょう。

介護福祉士の合格率は? 第38回は70.1%

厚生労働省の合格発表によると、第38回(2026年1月25日実施・合格発表は3月16日)の結果は次のとおりです。

項目 第38回
受験者数 78,469人
合格者数 54,987人
合格率 70.1%

同じ資料に、第1回から第38回までの総計も載っています。受験者数は3,025,557人、合格者数は1,782,141人で、合格率は58.9%です。

合格率は「受験した人のうち合格した人の割合」です。申込みだけして受けなかった人は入っていません。受験資格を持つ人が受けるため、誰でも受けられる試験の合格率とは単純に比べられません。

合格率の推移は? 第29回以降の10回

厚生労働省の「受験者・合格者・合格率の推移」から、第29回以降の10回分を表にします(合格率の単位は%)。

回 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
第29回 76,323 55,031 72.1
第30回 92,654 65,574 70.8
第31回 94,610 69,736 73.7
第32回 84,032 58,745 69.9
第33回 84,483 59,975 71.0
第34回 83,082 60,099 72.3
第35回 79,151 66,711 84.3
第36回 74,595 61,747 82.8
第37回 75,387 58,992 78.3
第38回 78,469 54,987 70.1

この表から読み取れることは次のとおりです。

  • 第29回〜第38回の合格率は、69.9%〜84.3%の範囲に入っている
  • 最も高いのは第35回の84.3%。そのあと第36回82.8%、第37回78.3%、第38回70.1%と3回続けて下がっている
  • 第28回までは57.9%(第28回)、61.0%(第27回)と、60%前後だった

第28回から第29回にかけて、受験者数が152,573人から76,323人へほぼ半分になっています。合格率も57.9%から72.1%へ上がりました。資料には理由は書かれていないため、この記事では原因を断定しません。

なお、試験センターの受験資格のページには、制度改正により平成29年度(第30回)から養成施設ルートも国家試験の受験資格になったと書かれています。受験資格のルートの整理は、介護福祉士国家試験とはの記事でも触れています。

初期の回から見た長い流れ

第1回の合格率は23.2%でした。第4回に53.9%まで上がったあとは、第5回〜第12回は48〜55%の範囲で推移しています。第14回は41.4%、第17回は42.6%と、40%台前半の回もありました。第24回は63.9%、第25回は64.4%、第26回は64.6%と60%台に上がっています。

合格率は毎年同じではなく、回によって10ポイント以上動くことがあります。1回分の数字だけで「この試験は何%」と覚えるのは避けた方が安全です。

第38回の合格率は、受験資格別にどう違う?

合格発表の参考資料には、第38回の受験資格別の数字が載っています。

受験資格の区分 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
総数 78,469 54,987 70.1%
介護福祉士養成施設 7,824 4,603 58.8%
社会福祉施設の介護職員等 48,612 33,893 69.7%
訪問介護員等 9,706 7,985 82.3%
介護老人保健施設・介護医療院の介護職員等 4,892 2,989 61.1%
医療機関の看護補助者等 5,355 3,631 67.8%
福祉系高等学校(専攻科を含む) 2,024 1,839 90.9%

「社会福祉施設の介護職員等」の内訳は、老人福祉施設の介護職員等が67.2%(41,704人が受験)、障害者福祉施設の介護職員等が84.5%(6,381人が受験)でした。

区分によって合格率に20ポイント以上の差があります。ただし、受験した人の年齢や経験、学び方が違う集団を並べた数字です。「この区分は難しい・簡単」と結びつけずに、目安として見るのが適切です。

パート別の合格者数は?

第38回からパート合格(合格パートの受験免除)が始まりました。厚生労働省の合格発表には、次の数字が載っています。

パート パート別合格(免除)者数
Aパート 3,935人
Bパート 1,509人
Cパート 6,181人

この人数は、全パートの総得点の合格基準を満たさなかった人のうち、各パートの合格基準点以上を取り、かつそのパートの全科目群で得点があった人です。資料には、人数が一部重複していると書かれています。3つを足しても、パート合格した人の人数にはなりません。

パート別合格は、翌年・翌々年まで有効で、その間に再受験するときは全パートか不合格パートのみを選べます。しくみの詳細は、パート合格の記事で整理しています。

合格率を学習計画にどう使う?

合格率の数字を見るときは、次の点に注意してください。

  • 合格率は「合格基準点」で決まる。基準点が毎回変わるので、同じ点数でも合否が変わることがある
  • 第39回からは、合格基準の書き方がパート別の判定を含む形に変わった。過去の合格率をそのまま第39回に当てはめるのは避ける
  • 合格率が高い回があっても、すべての科目群で得点が必要という条件は変わらない

勉強の進め方としては、合格率の高低を気にするよりも、11の科目群に取りこぼしを作らないことが大切です。第39回の日程や申込みなどは、試験日程の記事で確認できます。

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よくある質問

Q. 介護福祉士の最新の合格率は何%ですか?

第38回(2026年1月実施)は70.1%です。受験者78,469人のうち54,987人が合格しました。

Q. 合格率が最も高かったのはいつですか?

第29回以降では、第35回の84.3%が最も高い数字です。第1回〜第38回の総計では58.9%になります。

Q. 養成施設の卒業者の合格率は低いのですか?

第38回の養成施設ルートの合格率は58.8%でした。ただし受験者の構成が他のルートと違うので、難しさの比較としては使えません。

Q. 今後の合格率も同じくらいになりますか?

分かりません。合格率は毎回変わり、第39回からは合格基準の書き方も変わっています。最新の結果は厚生労働省と試験センターの発表で確認してください。

まとめ

  • 第38回の合格率は70.1%(受験者78,469人、合格者54,987人)
  • 第29回〜第38回は69.9%〜84.3%。第35回をピークに3回続けて下がっている
  • 第38回の受験資格別では、福祉系高校90.9%から養成施設58.8%まで差がある
  • パート別の合格(免除)者数はA 3,935人、B 1,509人、C 6,181人で、一部重複している
  • 数字は回ごとに変わるので、最新は公式の発表で確認する

参考にした情報

記事の内容は、記載の日付時点で確認した情報にもとづいています。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。内容に誤りを見つけた場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。

2026年10月26日約8分で読めます
介護福祉士国家試験合格率第38回パート合格
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