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技術士一次試験は独学で合格できる? 公開されている過去問の使い方と進め方

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技術士第一次試験は受験資格の制限がなく、過去問と正答が日本技術士会のサイトで無料公開されています。独学で進めるときの過去問の使い方、3科目の進め方、独学が向く人・向かない人を整理しました。

トーレス先生
トーレス

技術士第一次試験は受験資格の制限がなく、過去問と正答が日本技術士会のサイトで無料公開されています。独学で進めるときの過去問の使い方、3科目の進め方、独学が向く人・向かない人を整理しました。

この記事の要点

  • 技術士第一次試験に受験資格の制限はなく、独学で受ける人も多い。独学で合格できるかは、出発点と使える時間で決まる
  • 過去問は日本技術士会のサイトで、基礎・適性・専門の全科目を平成23年度分から令和7年度分までPDFで公開している(一部は著作権の関係で省略・改変あり)
  • 合格基準は3科目それぞれ50%以上。過去問は「3科目それぞれの得点率」を測る物差しとして使う
  • 独学では、解説の入手・苦手分野の見つけ方・理解の確認の3点が詰まりやすい。ここを補う手段を先に決める
目次▾
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「技術士の一次試験は独学でも受かるのか」「過去問はどこで手に入り、どう使えばよいのか」。申込み前に多い疑問です。先に答えると、一次試験は受験資格の制限がなく、過去問も正答も無料で公開されているため、独学で挑戦できる試験の形をしています。ただし、独学で受かるかどうかは、これまでに学んだ分野と、試験日までに確保できる時間で変わります。この記事では、公開されている過去問の入手先と使い方を中心に、独学の進め方と、つまずきやすい点を整理します。

技術士一次試験は独学で合格できるのか

公的機関が「独学で合格できる/できない」を示した資料はなく、独学での合格率の統計もありません。確かめられる事実は次のとおりです。

確かめられること 内容
受験資格 制限はない(令和8年度の日本技術士会の案内)
過去問・正答 日本技術士会のサイトで無料公開
合格基準 基礎・適性・専門の3科目それぞれ50%以上
試験日 令和8年度は2026年11月22日(日)。受験手数料は13,000円

「独学で合格できます」とも「難しいです」とも、この記事は言い切りません。代わりに、独学が向くかを自分で判断できるよう、次の見分け方を示します。

  • 向きやすい人: 大学や実務で試験範囲の一部を学んでいて、残りを自分で補える人。解説を読んで自力で理解できる人
  • 工夫が要る人: 範囲の大半が初めての分野で、疑問が出たときに聞ける相手がいない人

受験者の出発点によって必要な学習量は大きく違います。「独学で◯か月」といった数字を鵜呑みにせず、後述の方法で自分の得点率を測りながら進めてください。

過去問はどこで手に入る? 公開の範囲

日本技術士会の「過去問題(第一次試験)」のページで、過去問が公開されています。確認できた範囲は次のとおりです(2026年11月4日確認)。

項目 内容
対象年度 平成23年度〜令和7年度(令和元年度は再試験分もある)
科目 基礎科目・適性科目・専門科目(20の技術部門ごと)
形式 すべてPDF形式
注意書き 著作権の関係で、一部を省略・改変している問題がある
正答 「択一式問題の正答」のページで、第一次試験の正答(令和7年度まで)が公開されている

専門科目は技術部門ごとに分かれているので、自分が受ける部門のPDFを選びます。建設部門を受ける場合は、建設部門のファイルです。なお、省略・改変のある問題は、年度によって問題数が通常と違うことがあります。解く前に注意書きを読んでください。

また、公開されているのは問題と正答です。解説は公開されていないため、間違えた問題の理由は、教材や参考書、講座などで自分で補う必要があります。

独学で過去問を使う手順

過去問は「解けるか」より、「3科目それぞれの得点率を測る」ために使うと、勉強が進めやすくなります。

  1. 直近の年度を1回、時間を計って解く。基礎1時間、適性1時間、専門2時間の本番と同じ時間で解き、現在地を知る
  2. 科目ごとの得点率を出す。基礎は15問中8問以上、適性は15問中8問以上、専門は25問中13問以上が50%超えの目安(科目ごとの数え方は技術士一次試験の合格基準で整理しています)
  3. 間違いと迷った問題を分類する。「知らなかった」「理解が曖昧」「計算ミス」「読み違い」に分けておくと、次にやることが決まる
  4. 分野別に学び直す。基礎科目は5群のどこで落としたか、専門科目は分野ごとの偏りがあるかを見る
  5. 年度をさかのぼって繰り返す。同じ論点が形を変えて出てくるので、2周目以降は「解説を見ずに理由を説明できるか」を基準にする

過去問を解く目的は、その問題を覚えることではなく、問われる論点と問い方に慣れることです。同じ問題がそのまま出るとは限りません。

年度の選び方

制度や法令、統計の数字が変わる論点は、古い年度の問題では正答が今と違うことがあります。たとえば法令に関する問題は、改正前の内容に基づく問題かもしれません。公開されている正答は、その年度の時点のものです。古い年度の問題を使うときは、条文や数字が現在も同じかを最新の資料で確かめてください。

科目別の進め方(独学の場合)

科目 進め方 つまずきやすい点
基礎科目 5つの群を順に一通り。群ごとに得意不得意を早めに把握する 5群から3問ずつ選ぶ決まりなので、1つの群を丸ごと捨てると選択肢が足りなくなる
適性科目 技術士法第4章と倫理の基本を通し、過去問で問い方に慣れる 条文の細かな違い(義務と責務の区別など)が問われる
専門科目(建設部門) 受験者が得意な分野から固め、苦手分野を少しずつ足す 35問から25問を選べるが、選べる幅の中でも一定数は解ける分野が要る

基礎科目と適性科目は、全部門の受験者に共通の科目です。専門科目だけが部門で変わります。時間の配分は勉強時間とスケジュールの記事で考え方を整理しています。

独学で詰まりやすい3点と補い方

独学では、次の3点で時間を失いやすくなります。

詰まりやすい点 起きること 補い方の例
解説が手に入らない 公式の過去問には解説がなく、間違いの理由が分からない 解説つきの教材を使う。条文は e-Gov 法令検索で原文を確かめる
苦手分野が見えない 総得点だけ見て、科目や群ごとの穴に気づけない 過去問の結果を科目・群・分野ごとに記録する
理解の確認ができない 分かったつもりで進み、本番で問い方が変わると解けない 理由を自分の言葉で説明できるかを毎回確かめる

教材を選ぶときは、対象の部門と、試験の年度に対応しているかを確かめてください。参考書は改訂のタイミングがあり、最新の試験制度や法令に対応していないことがあります。

技術士第一次試験(建設部門)講座を使う場合

独学の「解説がない」「質問する相手がいない」という点を補う手段として、技術士第一次試験(建設部門)講座があります。基礎科目・適性科目・建設部門の専門科目の授業を、動画で順に学べます。AI講師トーレスに質問できるので、過去問で出会った疑問をその場で確かめられます。講座の専門科目は建設部門だけで、ほかの部門の専門科目には対応していません。

料金は月額 2,484円〜(年額プラン29,800円・一括払いの月あたり。月額プランは3,980円。いずれも税込)です。公開されている過去問と組み合わせて、授業で理解した論点を過去問で確かめる、という使い方ができます。

よくある質問

Q. 技術士一次試験は独学でも合格できますか

独学の合格率の統計はありません。受験資格の制限がなく、過去問と正答も公開されているので、独学で挑戦できる試験です。合格できるかは、出発点と使える時間で変わります。

Q. 過去問の解説は公開されていますか

日本技術士会が公開しているのは問題と正答です。解説は公開されていないので、教材や講座などで補う必要があります。

Q. 過去問は何年分解けばよいですか

決まった年数はありません。直近の年度から時間を計って解き、得点率が50%を超えているかを確かめながら、さかのぼってください。法令や数字は古い年度では変わっていることがあります。

Q. 専門科目の過去問は部門ごとに違いますか

違います。専門科目は20の技術部門ごとに公開されています。受ける部門のファイルを使ってください。

まとめ

  • 一次試験は受験資格の制限がなく、過去問と正答が無料で公開されている。独学に挑戦できる形の試験
  • 過去問は、3科目それぞれの得点率を測る物差しとして、時間を計って使う
  • 公開されているのは問題と正答だけ。解説と、古い年度の法令・数字の確認は自分で補う
  • 解説・苦手分野の把握・理解の確認の3点を補う手段を、勉強を始める前に決めておく

まずは直近の年度を1回、本番と同じ時間で解いて、現在地を確かめてください。

参考にした情報

記事の内容は、記載の日付時点で確認した情報にもとづいています。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。内容に誤りを見つけた場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。

2026年11月4日約8分で読めます
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