「衛生管理者試験は、どこにどうやって申し込むの?」「申込みはいつまで?」という疑問に先に答えます。申し込み先は公益財団法人 安全衛生技術試験協会で、第一種・第二種衛生管理者はオンラインだけで申請を完結できます。受付期間は、試験日の2か月前から14日前までです。
この記事では、安全衛生技術試験協会の公式ページ(2026年10月26日に確認)をもとに、申し込み方法の選び方、受付期間、写真と添付書類、受験票が届かないときの対応を整理します。受験資格の細かい判定(学歴ごとの実務経験年数)は別の論点なので、ここでは申し込みの手続きを中心に説明します。
日程・手数料・手続きは変わることがあります。申し込む前に、必ず協会の公式サイトで最新の案内を確認してください。
結論:申し込み方法は3通り、第二種はオンラインが基本
衛生管理者試験の受験申請には、次の3つの方法があります。
協会の「免許試験のオンライン申請について」によると、第一種・第二種衛生管理者は「オンライン完結」の対象です。試験の種類・会場・日程の選択、添付書類と証明写真のアップロード、手数料の支払いまで、すべてオンラインで済みます。受験申請書を取り寄せる必要はありません。
一方、免許試験のうち、第一種・第二種衛生管理者以外の一部の試験では、オンラインで申請したあとに添付書類や印刷した申請書を郵送する「オンライン+郵送」になります。衛生管理者はこちらではありません。
オンライン申請の流れ
公式ページに載っている流れは次のとおりです。
- 受験の準備: 受験資格、会場、日程、提出する書類を確認する
- アカウントを作る: 「受験申請・登録申請システム」で無料のアカウントを作り、マイページにログインする
- 受験申請: マイページの「受験申請」から「免許試験」を選び、試験の種類・会場・日程を選んで、書類と写真をアップロードし、手数料を支払う
- 受験票を受け取る: 審査が終わると、受験票(圧着ハガキ)が自宅に郵送される
- 試験当日: 受験票を持って、指定された会場へ行く
支払い方法は、コンビニ払いとクレジットカード払いが使えると案内されています。オンラインなら振込手数料がかからず、領収書はマイページからダウンロードできます。
衛生管理者試験がオンライン完結に対応したことは、協会が2026年5月11日のお知らせで案内しています。申し込み方法は変わることがあるので、情報の日付を確かめて読みましょう。
いつからいつまで申し込める? 受付期間
学科試験の受付期間は、どの方法でも試験日の2か月前から14日前までが基本です(窓口持参だけは、休業日を除く2日前まで)。
- オンライン: 試験日の2か月前の深夜0時に受付が始まり、14日前の23時59分59秒に終わります
- 郵送: 第1希望日の2か月前から14日前までの消印が有効です。簡易書留で送ります
- 窓口: 第1希望日の2か月前から、センターの休業日を除く2日前までに持参します
ここで注意したいのは、定員に達した時点で、期間の途中でも受付が終わることです。受験者が多い会場・日程は、締め切りより早く埋まります。「締切の前日に申し込めばいい」と考えず、受付開始から早めに申請すると安心です。
また、第1希望日の受付期間内に申請しても、定員に達していると第2希望日での受験になることがあります。第2希望日にも都合がつくよう、予定を空けておきましょう。
試験の日程と会場は、全国の安全衛生技術センターごとに違います。日程の見方は第一種衛生管理者の試験日程の記事で詳しく説明しているので、あわせて読むと全体像がつかめます。
申し込みに必要なもの:写真・添付書類・手数料
証明写真
協会の案内では、証明写真は縦3.0cm×横2.4cmです。「受験の注意事項」には、次の条件が書かれています。
- 申請前6か月以内に撮影したもの
- 正面、脱帽、上三分身、無背景で、鮮明なもの
- 本人以外の写真だと、合格しても無効になることがある
- 帽子・マスク・濃い色の眼鏡・背景の模様・加工されたデジタル画像などは不適当で、再提出を求められることがある
オンライン申請では、写真データをアップロードします。書面申請では写真票に貼り、裏に氏名と試験の種類を書きます。
添付書類
受験申請書のほかに、受験資格を証明する書類を添えます。公式ページに書かれている主な例は次のとおりです。
どの区分でも事業者証明書が登場します。専用の様式は協会のサイトからダウンロードできます。勤め先に記入と押印をお願いする書類なので、申し込みの直前ではなく、早めに依頼しておくと間に合わなくなる心配が減ります。
そのほかの注意は次のとおりです。
- 外国語の書類には、日本語訳を付ける
- 提出した添付書類は返却されない
- 書類に不備があると受理されない
どの区分に当てはまるか、「労働衛生の実務」にあたる業務は何かといった判定は、受験資格の別記事で扱います。
受験手数料
協会の「試験手数料」のページには、免許試験の学科試験の手数料が8,800円と案内されています(ページの時点は令和5年6月と書かれています。金額が変わっていないか、申し込み前に公式サイトで確認してください)。衛生管理者試験には実技試験がないため、実技の手数料はかかりません。
払い込み方法は申請の方法で変わります。
- オンライン: コンビニ払い・クレジットカード払い
- 書面: 申請書に綴じ込まれた払込用紙で、郵便局または銀行から払い込む(ATMなどの機械は不可。払込手数料は本人負担)
- 窓口持参: 現金でも支払える
書面で申し込む場合の流れ
オンラインで申請しない場合は、書面で申請します。
- 申請書を入手する: 協会本部・各センター・指定の取扱機関で、無料で受け取れます
- 郵送で請求する場合: 試験の種類・部数・日中の連絡先を書いたメモ、宛先を書いた返信用封筒(角形2号・34×24cm)、返信用の切手を同封して、本部または受験予定のセンターに送ります。切手代は、1部なら270円、2部なら320円などと案内されています(2024年10月1日時点)
- 書類をそろえる: 申請書に写真を貼り、手数料の払込証明を貼り、添付書類を添える
- 提出する: 郵送なら簡易書留で、第1希望日の2か月前〜14日前の消印が有効です。窓口なら試験を受けるセンターへ持参します
受験票が届いたら、届かなかったら
- 受験票は、申請が受理され、審査が終わったあとに届きます。氏名・生年月日・住所・試験日時・科目免除の有無を必ず確認し、誤りがあれば早めに連絡します
- 受験票の発行後は、試験の種類・日時・場所の変更、科目免除の追加、手数料の返還はできません
- 申請書を郵送してから10日を過ぎても受験票が届かない場合は、試験日の2日前(休業日を除く)までに、申請先のセンターへ連絡します
障がいなどで試験の配慮が必要な場合は、申請の前に、受験を希望するセンターへ相談するよう案内されています。
よくある質問
Q. 申し込みはスマートフォンだけでもできますか?
公式ページには、利用できる端末の指定は載っていません。証明写真や書類をアップロードする必要があるため、画像データを用意できるかを先に確かめてください。詳しい動作環境は申請システムの案内で確認できます。
Q. 申請したあとに、試験日を変更できますか?
受験票が発行されたあとは、試験日時・会場の変更はできません。第1希望日・第2希望日を選ぶ段階で、都合を確かめてから申請しましょう。
Q. 試験に落ちたら、もう一度申し込みが必要ですか?
再受験でも、受験のたびに申請が必要です。再受験は原則としてオンライン完結で申請できると案内されています(氏名の変更などがある場合は扱いが変わることがあります)。
申し込みを済ませたら、学習の計画を
申し込みの締め切りは試験日の14日前ですが、受付は2か月前から始まります。つまり、申し込みの時点で試験まで最長2か月です。実際に受験する日が決まったら、そこから逆算して計画を立てると、勉強の進み具合が見えやすくなります。
第二種の試験は、関係法令・労働衛生・労働生理の3科目です。試験の全体像は第二種衛生管理者試験の記事に、自分の職場の業種で第二種で足りるかは第二種で足りるかの記事にまとめています。
第二種衛生管理者講座は、有害業務を除く関係法令・労働衛生・労働生理を52本の授業で学べます。受験日が決まったら、講座ページで内容を確認して、学習の進め方の参考にしてください。
まとめ
- 申し込み先は安全衛生技術試験協会。第一種・第二種衛生管理者は、オンラインだけで申請が完結する
- 受付期間は試験日の2か月前〜14日前。定員に達すると期間中でも締め切られるので、早めに申請する
- 写真は縦3.0cm×横2.4cm。添付書類は受験資格の区分で変わり、事業者証明書は勤め先に早めに依頼する
- 受験票の発行後は、日時・会場の変更も手数料の返還もできない。第1・第2希望日の都合は申請前に確かめる
- 手数料や手続きは変わることがある。最新の案内は公式サイトで確認する