第二種衛生管理者試験の合格点は、**各科目で10問中4問以上(40点以上)、かつ合計で30問中18問以上(180点以上)**です。どちらか一方だけでは合格になりません。
この記事では、安全衛生技術試験協会の公式ページ(2026年11月3日確認)にある合格基準を、実際に何問正解すればよいかに換算して整理します。足切りで不合格になる例と、目標の立て方もあわせて紹介します。
合格基準は2つの条件を同時に満たすこと
協会の案内では、合格基準は次のとおりです。
試験科目は関係法令・労働衛生・労働生理の3つで、どれも10問・100点です(関係法令と労働衛生は有害業務に係るものを除く範囲)。満点は300点になります。協会のページにも、この基準から算出すると「各科目40点以上、合計180点以上」になると示されています。
1問は10点です(配点÷問数で計算した値)。したがって「点数=正解数×10」と考えれば、問数への換算はすぐにできます。
「6割で合格」とだけ覚えると危険です。6割(18問)は条件の半分で、もう半分の「どの科目も4問以上」を忘れると、合計が足りていても不合格になります。
「足切り」とは何か
科目ごとの基準を満たさないと、合計点が高くても不合格になる仕組みを、一般に「足切り」と呼びます。第二種衛生管理者試験の足切りは、関係法令・労働衛生・労働生理の3科目すべてにあります。
つまり、合格するには次の2つを同時に満たす必要があります。
- 3科目すべてで4問以上
- 3科目の合計が18問以上
合格する例・落ちる例
具体的な正解数の組合せで見てみましょう。数字は説明用の例で、実際の試験結果ではありません。
ポイントは次の3つです。
- 例Cのように、2科目が満点でも、残りの1科目が3問以下だと不合格です
- 例Bのように、ぎりぎり4問の科目があっても、ほかで補って合計18問に届けば合格です
- 例Fのように、各科目が足切りを超えていても、合計が17問なら不合格です
合計の基準は「60%以上」なので、ちょうど180点は合格の範囲に入ります。
18問・4問をどう目標にするか
ここからは、学習の考え方です(公式の情報ではなく、この記事の整理です)。
基準ぎりぎりの18問を狙うと、本番で1問の取りこぼしが不合格につながります。協会の基準では合格点に達していれば人数に関係なく合格する仕組みなので、余裕を持った目標を置くのが安全です。
どの置き方でも、苦手科目を4問未満にしないことが最優先です。苦手科目を0点に近い状態で放置し、得意科目で補う作戦は、足切りがあるため成り立ちません。
科目ごとに「取りやすい問題」を先に確保する
3科目は性格が違います。取りこぼしを防ぐには、それぞれ確実に取れる部分を先に固めます。
どの科目も、まず「覚えれば確実に取れる論点」を固め、そのあとで混同しやすい論点を表で整理して潰していくと、足切りの不安が減ります。
合格率との関係
協会の統計ページでは、令和7年度の第二種衛生管理者試験は、受験者数40,653人、合格者数19,796人、合格率48.7%と公表されています(2026年11月3日確認)。この統計ページで確かめられたのは令和7年度の値で、年度ごとの推移は書いていません。
合格率は、受験者のうち基準を満たした人の割合です。点数を相対的に比べる試験ではなく、基準(科目40%以上かつ合計60%以上)を満たせば合格になります。合格率の数字を気にするより、自分が基準を超えているかを確認するほうが、学習の指標になります。
授業・講座での学び方
第二種衛生管理者講座は、有害業務を除く関係法令・労働衛生・労働生理を、52本の授業で学べる構成です。3科目すべてで足切りを超えるには、科目ごとの理解度をそろえることが大切なので、授業のあとに確認問題で弱い科目を見つけて戻る進め方が合います。
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学習の進め方は、第二種衛生管理者の勉強時間と独学の進め方に、1か月・2か月の計画例をまとめています。試験の全体像は、第二種衛生管理者試験とはで確認できます。
よくある質問
Q. 第二種は30問中何問正解すれば合格ですか。
合計18問以上(180点以上)が必要です。そのうえで、3科目すべてで4問以上(40点以上)取る必要があります。
Q. 1科目だけ0点でも、ほかが満点なら合格ですか。
合格できません。科目ごとに40%以上という条件があるため、1科目でも4問未満なら、合計が高くても不合格です。
Q. 18問ちょうどで合格できますか。
合計が60%以上であれば合格の範囲に入るため、各科目が4問以上であれば、180点ちょうどでも基準を満たします。ただし余裕はないので、本番に向けては少し高めの目標を置くのが安全です。
まとめ
- 合格基準は「科目ごとに40%以上、かつ合計60%以上」
- 換算すると、各科目4問以上・合計18問以上(180点以上)
- 足切りは3科目すべてにあり、1科目でも3問以下なら不合格
- 目標は全科目6問前後など、足切りに余裕を持たせた配分が安全
試験の日程や手数料、合格基準の最新の案内は、受験する年度の協会の公式サイトで確認してください。