ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の合格率は、最新の第28回(令和7年度)で25.6%でした。この記事では、厚生労働省が公表している第1回から第28回までの受験者数・合格者数・合格率を表にして、時期ごとの特徴と、数字を読むときの注意点を整理します。
ケアマネ試験の合格率は? 最新の第28回は25.6%
厚生労働省の「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況」によると、第28回(令和7年度。試験日は2025年10月12日)の結果は次のとおりです。
直前の第27回(令和6年度)は受験者53,699人、合格者17,228人、合格率32.1%でした。第28回は第27回より下がったものの、第22回〜第26回(17.7〜23.3%)よりは高い水準です。
なお、第29回(2026年10月11日実施)の結果は、2026年10月26日時点でこのページに載っていません。合格発表は都道府県ごとの案内で2026年11月24日の予定とされています(日程はケアマネ試験の日程と申込みで整理しています)。
ここでいう合格率は「合格者数 ÷ 受験者数」です。申込者数に対する割合ではありません。ページ上は受験者数が基準になっています。
第1回〜第28回の合格率一覧
厚生労働省が公表している全回の数字を、そのまま表にしました(2026年10月26日に確認)。
第22回は、厚生労働省のページに「10月13日開催分、3月8日開催分を合算して掲載している」と注記があります。
合格率の推移から分かること
表を時期ごとに見ると、次の特徴があります。
- 最も高かったのは第1回の44.1%、最も低かったのは第21回の10.1%です
- 厚生労働省が公表している全28回の合計は、受験者3,162,106人、合格者781,248人です。単純に割ると約24.7%ですが、回によって大きく違うため、この平均だけで目安にはなりません
- 第27回の32.1%は、第5回(30.7%)以降の回の中で最も高い値です
なぜ第21回で受験者が急に減ったのか
第20回(平成29年度)の受験者は131,560人でしたが、第21回(平成30年度)は49,332人でした。この時期は、受験資格の見直しの全面適用と重なります。
大阪府のページによると、厚生労働省の通知(平成27年2月12日付 老発0212第2号)で受験要件が見直され、平成30年度(第21回)の試験から、受験できるのは「国家資格等に基づく業務」と「相談援助業務」に該当する人だけになりました。平成27〜29年度の試験は、見直し前の業務も対象とする経過措置が置かれていました。
受験者数の減少と見直しが同じ時期に起きたことは確かですが、「見直しだけが原因」と言い切れる資料は確認できませんでした。この記事では、時期が重なったという事実にとどめます。
第21回以降は受験者が約4万〜5.6万人の規模で続いています。合格率を過去の回と比べるときは、受験者の構成が変わっている点を頭に置いてください。
合格率が回ごとに変わる理由
ケアマネ試験は、合格基準点が回ごとに決まります。公表されている合格基準では、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野の分野ごとに正答率70%を基準とし、問題の難易度で補正される仕組みです(詳しくはケアマネ試験とは?で説明しています)。
つまり、「何点取れば合格」と固定された試験ではなく、問題が難しい回は基準点が下がり、やさしい回は上がります。合格率が10%台から30%台まで動くのは、受験者の層や問題の難しさが回によって違うためと考えられますが、各回の原因を示した公式の資料は確認できていません。
合格率をどう使えばよいか
合格率の数字は、「何回受ければ受かるか」を予想するものではありません。使い方のコツは3つです。
- 直近の数回を見る: 第22回以降は17.7〜32.1%の範囲に収まっています。10年以上前の30〜40%台と同じ難しさとは限りません
- 受験者数もセットで見る: 第1回の約21万人と第28回の約5万人では、受験する層が違います
- 合格率より、分野ごとの基準点を意識する: 2つの分野それぞれで基準点に届く必要があるため、得意分野で稼いでも苦手分野が大きく足りなければ不合格です
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よくある質問
Q. ケアマネ試験の合格率は何%ですか?
最新の第28回(令和7年度)は25.6%です。直近の第22回〜第28回では17.7〜32.1%の範囲でした(厚生労働省の公表値)。
Q. 一番合格率が低かったのはいつですか?
第21回(平成30年度)の10.1%です。受験者49,332人に対して合格者は4,990人でした。
Q. 合格率は都道府県によって違いますか?
都道府県別の合格率は各都道府県が公表しています。この記事の数字は全国の合計です。受験する都道府県の数字は、その都道府県の発表で確認してください。
Q. 第29回の合格率はいつ分かりますか?
都道府県の案内では、合格発表は2026年11月24日(火)の予定です。全国の数字は、発表後に厚生労働省のページで更新されます。
まとめ
- 最新の第28回は25.6%(受験者50,601人・合格者12,961人)。第27回は32.1%だった
- 第1回の44.1%から下がり、第21回は10.1%。第22回以降は17.7〜32.1%で推移している
- 第21回で受験者が約13万人から約5万人に減り、受験資格の見直しの全面適用と時期が重なった
- 合格率は回ごとに大きく動く。合格基準点を意識して、全分野を一周する学習が基本
数字は2026年10月26日に確認した厚生労働省の公表値です。最新の情報は、厚生労働省と受験する都道府県の公式サイトでご確認ください。