2級土木施工管理技士(種別:土木)の第一次検定の合格率は、令和8年度の前期が47.8%、令和7年度は前期が51.8%・後期が48.8%でした。おおむね2人に1人が合格している水準です。ただし、合格率は「前期か後期か」「第一次検定か第二次検定か」で数字の意味が変わります。この記事では、国土交通大臣指定の試験機関である全国建設研修センターが発表した数字だけを使い、混ぜずに読むコツを整理します。
2級土木の第一次検定の合格率は? 前期・後期の数字
全国建設研修センターの合格者の発表(種別:土木)から、第一次検定の数字を並べます。前期と後期は別々に発表されるので、行を分けています。
令和7年度の後期の発表は、「後期だけ受けた人」と「一次・二次を同じ日に受けた人の一次検定」を分けて載せています。この2つを合わせた令和7年度の後期の合計は、受検者24,556人・合格者12,194人・合格率49.7%です。
令和8年度前期の発表では、令和7年度前期の数字も参考として載っていたため、2年分を並べられます。令和6年度の前期だけの数字は、今回確認した資料には載っていなかったので、この記事では書いていません。
「合格率」は「受検した人のうち合格した人の割合」です。申し込んだだけで受けなかった人は入りません。また、前期と後期、一次と二次を足して一つの率にしたものは、公式の発表とは別の計算です。
令和6年度から令和7年度で何が変わった?
令和7年度の発表資料には、令和6年度との比較も載っています(種別:土木、後期と一次・二次の同時受検者の一次検定の合計)。
受検者は1,130人減り、合格者は749人増えました。合格率は44.6%から49.7%へ上がっています。ただし、1年分の数字の上下だけで「易しくなった」「難しくなった」とは言えません。問題の組み合わせや受検者の準備状況が毎年違うためです。
第二次検定の合格率は? 一次とは別の試験
第二次検定は、第一次検定に合格した後に受ける別の検定です。令和7年度の第二次検定(種別:土木)の数字は次のとおりです。
令和7年度は、令和6年度より受検者が2,305人増え、合格者は4,695人増えました。一次検定と二次検定では受ける人の顔ぶれも試験の形も違うため、「一次の合格率が約5割、二次も約5割」のように単純に連続させて考えないでください。
この講座の範囲は**第一次検定(種別:土木)**です。第二次検定は別の検定で、2級土木施工管理技士講座では扱っていません。
種別が違うと合格率も別物
2級土木施工管理技術検定には、種別が3つあります。同じ令和7年度の第一次検定(後期の合計)でも、数字は次のように違います。
受検者が数百人以下の種別は、1人の増減で率が大きく動きます。記事や動画で「2級土木の合格率は6割」といった数字を見たら、種別と前期・後期、年度を確かめるようにしてください。
合格率の数字から何を読み取るべきか
合格率を見て不安になったり、安心したりしても、合否を決めるのは数字ではなく自分の得点です。合格基準は、第一次検定(種別:土木)の場合、解答する45問を1問1点として27問以上の正解(60%以上)です。必須問題24問に、選択問題21問を合わせた45問が対象です。
試験の仕組みから、勉強の優先順位は次のようになります。
- 必須の24問は全員が解く。ここを固めると、残りの21問は選択で調整できる
- 選択の区分は決まった数だけ選ぶ。多く解答すると減点されるため、選ぶ数を守る(詳しくは第一次検定の解説)
- 27問ラインは「必須で何問、選択で何問取るか」を逆算しておくと、本番の判断が楽になる
出題や合格率に関する情報は年度ごとに更新されます。受検する年度の最新の数字と日程は、全国建設研修センターの案内で確認してください。日程や手数料は試験日程と申込みの記事にまとめています。
合格率が約5割でも「準備が要る試験」な理由
約5割という数字は、「半分は落ちる」と読むこともできます。第一次検定は、土木一般・専門土木・法規・共通工学・施工管理と、範囲が広い試験です。しかも出題は45問分の解答を求めるため、選択した区分が苦手分野だと一気に点が落ちます。
だからこそ、次の順で準備すると効率的です。
- 試験の全体像(区分ごとの問題数と解答数)を先につかむ
- 必須の区分(基礎・共通工学と施工管理・施工管理法の基礎的な能力)を固める
- 選択の区分は、自分が取りやすい分野から決める
2級土木施工管理技士講座では、この順番で授業を進められるようにしています。講座の月額は講座ページで確認できます。
よくある質問
Q. 2級土木施工管理技士の合格率は何%ですか?
種別「土木」の第一次検定は、令和8年度前期が47.8%、令和7年度は前期51.8%・後期48.8%でした。第二次検定の令和7年度は53.7%です。いずれも全国建設研修センターの発表です。
Q. 前期と後期で合格率は違いますか?
数字は年度ごとに違います。令和7年度は前期51.8%、後期48.8%でした。前期と後期は問題も受検者も別なので、どちらかが易しいと決めつけず、受ける回の対策を立ててください。
Q. 合格率が低い年は合格しにくいですか?
合格率は受検者全体の結果で、あなたの合否は得点で決まります。第一次検定は45問中27問(60%)以上の正解が基準で、年度による変動に左右されにくい勉強の積み上げが大切です。
まとめ
- 種別「土木」の第一次検定の合格率は、令和8年度前期47.8%、令和7年度前期51.8%・後期48.8%。おおむね2人に1人
- 第二次検定は別の検定。令和7年度は受検者21,111人・合格者11,341人・合格率53.7%
- 前期・後期、一次・二次、種別、年度を分けて読む。混ぜた率は公式の数字ではない
- 合格の基準は45問中27問以上。必須24問を固める勉強が、合格率の数字より確実な対策
数字は2026年11月6日に確認した時点の発表資料にもとづきます。最新の情報は全国建設研修センターの公式サイトでご確認ください。