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試験の基礎

運行管理者(貨物)試験とは? 30問・CBT・合格基準と5分野の問題数

運行管理者試験(貨物)の出題数、5分野ごとの問題数、CBT方式、受験資格、合格基準を試験センターの公表内容で整理。総得点と分野別の2条件の考え方も解説します。

トーレス先生
トーレス

運行管理者試験(貨物)の出題数、5分野ごとの問題数、CBT方式、受験資格、合格基準を試験センターの公表内容で整理。総得点と分野別の2条件の考え方も解説します。

この記事の要点

  • 貨物の試験は5分野・全30問。方式はCBT(パソコンで受験)で、試験日は複数日が設定されます。
  • 合格には「総得点18問以上(満点の60%)」と「分野ごとの最低正解数」の両方が必要です。
  • 法令4分野は各1問以上、実務は2問以上。どの分野も0問にしないのが基本の戦い方です。
  • 受験手数料や日程は変わりうるため、申込み前に試験センターの最新案内で確認します。
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運行管理者試験(貨物)は、トラックなどで荷物を運ぶ運送会社の営業所で、運行の安全を管理する人になるための国家試験です。「何問出るの?」「何割とれば受かるの?」「どんな人が受けられるの?」と、最初に知りたいことは多いはずです。この記事では、試験を実施する公益財団法人 運行管理者試験センターが公表している内容をもとに、試験の全体像を整理します。

結論:貨物の試験は「5分野・30問」のCBT試験

貨物の試験は、次の5つの分野から合計30問が出題されます。

分野 問題数
貨物自動車運送事業法関係 8問
道路運送車両法関係 4問
道路交通法関係 5問
労働基準法関係 6問
その他の実務上の知識及び能力 7問
合計 30問

最初の4つが法令分野で、合計23問です。残りの7問が、法令の知識を現場の場面に当てはめる実務分野です。

試験方式はCBT(Computer Based Testing)、つまり会場のパソコンで解答する方式です。試験日は1日ではなく、複数日が設定されます。受験会場は試験センターの案内にある都道府県単位の試験地から選び、マイページで日時を予約します。

貨物と旅客は別々の試験で、問題数の配分は同じ30問です。試験センターの案内では、1回の試験で貨物と旅客を含めて受験できるのは1回限りとされています。貨物の資格がほしい人は、貨物の試験を選んで申し込みます。

合格基準:2つの条件を両方満たす

合格の条件は、試験センターの案内で次の2つとされています。両方を満たすことが必要です。

  1. 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること
  2. 法令4分野ではそれぞれ1問以上、実務の分野では2問以上正解していること

つまり、合計で18問に届いても、特定の分野が0問だったり、実務が1問だけだったりすると不合格です。

見るもの 基準 落とし穴
総得点 30問中18問以上(満点の60%) 原則とされている。年度ごとの扱いは公式の発表で確認
事業法・車両法・道交法・労基法 各分野で1問以上 苦手分野を捨てて0問にすると不合格
実務 2問以上 1問では足りない

具体例で確かめる

ここでは架空の2人の得点で考えます。

分野 Aさん Bさん
事業法(8問) 5 8
車両法(4問) 1 0
道交法(5問) 3 5
労基法(6問) 4 5
実務(7問) 5 5
合計 18 23

Aさんは合計がちょうど18問で、各分野の最低ラインも満たしているため合格です。Bさんは23問と高得点ですが、車両法が0問なので不合格になります。得点を伸ばす力と同じくらい、「どの分野も最低ラインを下回らない」ことが大切です。

車両法は4問と問題数が少なく、1問の重みが大きい分野です。少ない問題数だからと後回しにして0問になると、他が満点でも合格できません。

受験資格:実務経験か基礎講習か

試験センターの新規受験の案内では、受験資格は次の2通りです。どちらかを満たせば申請できます。

区分 内容
実務経験 試験日の前日までに、事業用自動車の運行管理に関する実務経験が1年以上ある(実務経験承認者の承認が必要)
基礎講習 国土交通大臣が認定する講習実施機関で、受験する試験の種類に応じた基礎講習を修了している(修了予定でも申請可。期日までに修了して書類を登録する)

基礎講習は、試験の種類と一致している必要があります。貨物の試験なら貨物の基礎講習です。修了予定で申請した場合、期日までに修了証等を登録しないと審査が終わらず、受験できません。実務経験の細かい条件は案内に詳しく書かれているため、該当するか迷う人は申請前に確認してください。

申込みから受験当日までの流れ

試験センターの案内にある流れを、要点だけまとめます。

  1. 受験の申請:メールアドレスを登録し、申請情報、受験資格の情報、本人確認書類、顔写真を提出する
  2. 書類の審査:1週間から10日ほどかかる
  3. 会場の予約と支払い:審査完了の案内が届いたら、マイページから試験会場と日時を予約し、受験手数料等を支払う
  4. 受験確認書の受け取り:入金後、メールで届く(郵送はされない)
  5. 試験当日:顔写真付きの本人確認書類を持って、受付の締切時間までに来場する

審査に時間がかかるため、受けたい時期から逆算して早めに申請するのが安心です。受験手数料は支払い後、理由を問わず返金や次回試験への繰り越しができないと案内されています。金額や試験日程、申請の受付期間は変わりうるので、最新は試験センターの公式サイトで確認してください。

どんな法令から出る? 改正があったときの扱い

出題は、法令等(法令に基づく命令等を含む)から行われます。法令改正があった場合、原則として改正法令の施行後6か月間は、改正前と改正後で答えが異なる問題は出題されないと案内されています。

なお、貨物自動車運送事業法は令和6年の改正で条番号が繰り上がりました。また、トラック運転者の労働時間などの基準(改善基準告示)は2024年4月1日に改正後の内容が施行されています。学習するときは、古い問題集や古い解説の数値を覚えてしまわないよう、現行の内容かどうかに気を付けましょう。

合格率はどこで見る?

試験の結果は、試験センターの「試験の結果」のページや、合格一覧、合否検索から確認できます。ただし、この記事を書いた時点(2026年10月13日)で開いた同ページの実施状況の表には、数値が確認できる形で載っていませんでした。そのため、この記事では合格率の数字は書きません。受験者数や合格率が知りたいときは、試験センターが公表している最新の結果を直接確認してください。

学習の進め方のヒント

30問のうち法令4分野が23問、実務が7問です。実務の問題は、事業法や労基法などの知識と計算を、場面に当てはめて使う形で出題されます。そのため、法令の土台がないまま実務だけを練習しても伸びにくい分野です。

おすすめの順番は次のとおりです。

  1. まず試験の全体像と登場人物(事業者・運行管理者・運転者・整備管理者など)をつかむ
  2. 事業法、車両法、道交法、労基法を分野ごとに学ぶ
  3. 改善基準告示の計算(拘束時間、休息期間、運転時間)に慣れる
  4. 実務の事例問題で、学んだ知識を使う練習をする

運行管理者(貨物)講座では、最初の授業で試験の全体像と運行管理の登場人物を学び、その後に各分野へ進む構成です。AI講師のトーレスに質問しながら、わからない点をその場で確かめられます。講座ページで授業の一覧や内容を確認できます。

まとめ

  • 貨物の試験は5分野・全30問のCBT方式(事業法8、車両法4、道交法5、労基法6、実務7)
  • 合格には「総得点18問以上」と「法令4分野は各1問以上・実務は2問以上」の両方が必要
  • 受験資格は「実務経験1年以上」か「基礎講習の修了(修了予定を含む)」
  • 手数料・日程・申請期間は変わりうるので、申込み前に試験センターの最新案内を確認する
  • 苦手分野を0問にしないことが、合格基準を満たすうえでの基本戦略

参考にした情報

記事の内容は、記載の日付時点で確認した情報にもとづいています。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。内容に誤りを見つけた場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。

2026年10月13日約7分で読めます
運行管理者試験貨物合格基準CBT受験資格
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