ブログ一覧へ戻る
試験の基礎

マンション管理士試験とは? 50問・120分の形式、出題の並び、一部免除をまとめて解説

マンション管理士試験の形式(50問・120分・正解は1つ)、令和7年度の問題で確かめた分野ごとの並び、管理業務主任者試験合格者の5問免除、令和8年度の日程と受験手数料を、公式の公告と法令で整理します。

トーレス先生
トーレス

マンション管理士試験の形式(50問・120分・正解は1つ)、令和7年度の問題で確かめた分野ごとの並び、管理業務主任者試験合格者の5問免除、令和8年度の日程と受験手数料を、公式の公告と法令で整理します。

この記事の要点

  • 令和7年度の問題は50問で、正解は各問1つだけ。令和8年度は2026年11月29日(日)13時〜15時の2時間で実施される
  • 令和7年度の問題では、問1〜10が区分所有法、問25〜33が標準管理規約、問46〜50が適正化法という並びだった
  • 管理業務主任者試験の合格者は申請により適正化法の分野が免除される。免除の根拠は施行規則3条・4条
目次▾
AI講師トーレス
月額・年額プラン・いつでも解約OK

AI講師トーレスと、合格まで最短で。

ハイクオリティの授業動画で合格レベルまで。演習で解き方を固め、つまずいたところはAI講師が支えます。 読む教材と確認問題まで、ひととおり揃っています。

マンション管理士を目指すとき、最初に知りたいのは「どんな形式の試験で、何が出るのか」でしょう。この記事では、試験を実施するマンション管理センターの公告や公表資料、そして法令を確かめたうえで、試験の形、出題の並び、一部免除の仕組みを整理します。数字や日付は2026年10月12日時点の確認内容です。最新の情報は、必ずマンション管理センターの公式サイトでご確認ください。

結論:マンション管理士試験の形

試験の形式は、令和7年度の問題冊子の注意事項と、令和8年度の実施公告から読み取れます。

項目 内容 出典
問題数 50問(令和7年度) 令和7年度試験問題
解答方法 別の解答用紙に記入。正解は各問1つだけ 令和7年度試験問題
試験時間 午後1時〜午後3時(令和8年度は2時間) 令和8年度実施公告
試験日 2026年11月29日(日)(令和8年度) 令和8年度実施公告
試験地 札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市とその周辺地域 令和8年度実施公告
受験手数料 9,400円 令和8年度実施公告
受験資格 年齢、性別、学歴、国籍等を問わず、どなたでも受験できる 試験関係Q&A
合格発表 2027年1月8日(金)にセンターのホームページへ受験番号を掲載し、各受験者へ合否通知書を送付 令和8年度実施公告

令和8年度の受験申込は、すでに受付を終えています(インターネット申込は2026年9月30日まで、郵送申込は8月31日まで)。これから受験を考える人は、次の年度の公告が出る時期(Q&Aでは、毎年度6月上旬ごろに国土交通大臣が官報で公示するとされています)を目安に、公式サイトを確認してください。

試験日や受験手数料は年度ごとに公告されます。ここに書いた日付と金額は令和8年度のものです。次の年度は変わる可能性があるため、必ずその年度の公告を確認してください。

試験で問われる内容は法令で決まっている

マンション管理士になる資格は、試験に合格した者が持つと、マンションの管理の適正化の推進に関する法律(以下「適正化法」)に定められています(6条)。試験の内容は、同法7条1項で「マンション管理士として必要な知識について行う」とされ、施行規則2条で、おおむね次の事項と定められています。

  1. マンションの管理に関する法令と実務に関すること(4を除く)
  2. 管理組合の運営の円滑化に関すること
  3. マンションの建物と附属施設の構造と設備に関すること
  4. 適正化法に関すること

ここで、マンション管理士がどんな仕事をする人かも確認しておきましょう。適正化法2条5号は、国土交通大臣の登録を受け、マンション管理士の名称を用いて、専門的知識をもって、管理組合の運営などマンションの管理に関して、管理者等や区分所有者等の相談に応じ、助言や指導などの援助を行うことを業務とする者と定めています。試験の4つの事項は、この仕事に必要な知識を、法律・運営・建築設備・適正化法に分けたものと考えると分かりやすいでしょう。

出題の並び:令和7年度の問題で確かめた分野の地図

実際の問題は、どのような順番で出るのでしょうか。令和7年度の問題冊子で、各問がどの分野を扱っているかを確認しました。問題文そのものは載せず、分野の並びだけを整理します(毎年かならず同じとは限らないため、あくまで令和7年度の例です)。

問番号 分野(令和7年度)
問1〜10 区分所有法(共用部分、集会、管理組合法人、建替え決議など)
問11 被災区分所有法(被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法)
問12〜17 民法などの関連法令(区分所有者や賃借人をめぐる事例)
問18 区分建物の登記
問19 マンション建替事業
問20〜24 都市計画法、建築基準法、簡易専用水道、防火管理、防犯上の留意事項
問25〜33 標準管理規約(占有者、理事会、総会、複合用途型マンションなど)
問34・35 管理組合の会計
問36〜45 建築と設備(コンクリート、防水、長期修繕計画、避難計画、給排水設備など)
問46〜50 適正化法と、管理の適正化の推進を図るための基本的な方針

この並びから、次のことが読み取れます。

  • 問1から19までの19問は、区分所有法とその周辺の法律です。試験の山場の一つといえます
  • 問25から33までの9問は、標準管理規約を使った問題です。国土交通省が示すマンション標準管理規約(単棟型)とそのコメントが、物差しになります
  • 問36から45までの10問は、建物と設備の知識と長期修繕計画です。法律の勉強とは別の頭の使い方が必要です
  • 問46から50までの5問は、適正化法の分野です。次の一部免除の対象になります

令和7年度の問題冊子には、標準管理規約は「マンション標準管理規約(単棟型)及びコメント」(最終改正 令和6年6月7日)を指すと書かれていました。規約の問題を解くときは、どの時点の規約を基準にしているかも意識しておきましょう。

出題の基準日:「4月1日時点の法令」で出る

令和7年度の問題冊子には、「問題中法令等に関する部分は、令和7年4月1日現在において施行中の規定に基づいて出題されています」と書かれていました。令和8年度の実施公告も、出題に係る法令等は「令和8年4月1日において施行されている法令等」と定めています。

つまり、試験の年の4月1日に施行されている法令が出題の基準です。区分所有法は令和7年に改正され、2026年4月1日に施行されました。令和8年度試験の基準日は2026年4月1日ですから、この改正後の規定が出題の対象になります。改正前の知識で覚えた数字は、そのままでは通用しない場合があります。古いテキストで勉強する人は、とくに注意してください。

一部免除:管理業務主任者試験の合格者は適正化法の5問が免除される

試験の一部免除は、適正化法7条2項に根拠があります。国土交通省令で定める資格を持つ人には、省令で定めるところにより、試験の一部を免除できるという規定です。

その省令(適正化法施行規則)では、次のように定められています。

  • 3条:免除の対象となる資格を有する者は、管理業務主任者試験に合格した者
  • 4条:管理業務主任者試験に合格した者については、2条に掲げる試験事項のうち、4号の「適正化法に関すること」を免除する

マンション管理センターのQ&Aには、免除の対象となる問題の範囲は「マンション管理適正化法に関する5問」で、5問正解と同じ扱いになると書かれています。令和7年度の並びでいえば、問46から50にあたる部分です。

免除には申請が必要です。申込のときにどう手続きするかは、その年度の受験案内に書かれています。管理業務主任者試験に合格していて免除を使いたい人は、受験案内の免除の欄を必ず確認してください。

試験の合格基準について

合格点がいくつなのか気になる人も多いでしょう。この記事では、公式の資料で確認できた範囲だけを書く方針のため、合格点の具体的な数字は載せていません。合格基準や合格発表の内容は、年度ごとにマンション管理センターが公表します。正解は、試験後にセンターのホームページで「正解」の一覧として公開されています(令和7年度の正解一覧も、同サイトで確認できます)。自己採点をしたいときは、この正解一覧を使いましょう。

試験の形から考える勉強の進め方

形式と出題の並びが分かると、勉強の順番も決めやすくなります。

  1. まず試験の全体像をつかむ:50問のうち、どの分野に何問あるかを頭に入れます。問1〜19と標準管理規約の9問を合わせた28問は、区分所有法とその周辺、規約の分野です。ここが土台になります
  2. 区分所有法を最初に固める:標準管理規約も、区分所有法の決まりを前提に作られています。順序は区分所有法が先です
  3. 建築・設備は早めに触れておく:法律と違って用語に慣れるまで時間がかかります。毎日少しずつ触れると安心です
  4. 適正化法は5問の分野:数は少ないものの、条文と定義を確認しておく範囲です。管理業務主任者試験の合格者は免除を使えます

勉強の最初の一歩は、「この試験は50問で、どの分野から何問出るか」を知ることです。形が分かれば、時間の配分も決まります。

授業で全体像から学ぶなら

資格のエアポートのマンション管理士講座には、試験の全体像と区分所有の基本構造を扱う授業があります。講座ページで、授業の一覧と内容を確認できます。AI講師のトーレスに、授業で分からなかったところを質問することもできます。まずは全体像の授業を見て、今の自分に足りない分野を確かめてみてください。

まとめ

  • 試験は50問で、正解は各問1つだけ。令和8年度は2026年11月29日(日)の13時〜15時に実施される
  • 令和7年度の問題では、区分所有法が問1〜10、標準管理規約が問25〜33、適正化法が問46〜50という並びだった
  • 出題の基準日は試験年度の4月1日。令和8年度は2026年4月1日に施行されている法令が基準で、区分所有法の令和7年改正後の規定が対象になる
  • 管理業務主任者試験の合格者は、申請により適正化法の分野が免除される(適正化法7条2項、施行規則3条・4条)
  • 日程・手数料・申込方法は年度ごとに変わる。受験を考える年度の公告と受験案内を、公式サイトで確認する

参考にした情報

記事の内容は、記載の日付時点で確認した情報にもとづいています。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。内容に誤りを見つけた場合は、お問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。

2026年10月12日約9分で読めます
マンション管理士試験試験概要一部免除出題範囲
AI講師トーレス
月額・年額プラン・いつでも解約OK

AI講師トーレスと、合格まで最短で。

ハイクオリティの授業動画で合格レベルまで。演習で解き方を固め、つまずいたところはAI講師が支えます。 読む教材と確認問題まで、ひととおり揃っています。

関連記事