「行政書士試験を受けたいけれど、いつ、どうやって申し込むのか分からない」「当日は何を持っていき、どんな流れで進むのか不安」。この記事は、そんな方に向けて、申込みから試験当日までの流れを整理したものです。
内容は、試験を実施している一般財団法人 行政書士試験研究センターの公式サイトで、2026年10月3日に確認した令和8年度の案内にもとづいています。日程や手数料は年度によって変わります。受験する年度の最新情報は、必ず公式サイトで確認してください。試験そのものの形(科目・配点・合格基準)は、行政書士試験とは? 試験科目・配点・合格基準を公式発表で整理にまとめています。
令和8年度の申込みは、すでに受付が終わっています(インターネットは8月24日17時まで)。次の年度に受験する方は、例年7月ごろから申込みが始まる前提で、早めに公式サイトを確認しておきましょう。次年度の日程は、公表され次第、公式サイトで確認してください。
令和8年度の主な日程と手数料
まず、全体の日程を表にします。
| 項目 | 内容(令和8年度) |
|---|---|
| 申込期間(インターネット) | 7月21日(火)午前9時〜8月24日(月)午後5時 |
| 申込期間(郵送) | 7月21日(火)〜8月17日(月)消印有効 |
| 受験手数料 | 10,400円 |
| 受験票の発送 | 10月19日(月)(予定) |
| 試験日・時間 | 11月8日(日) 午後1時〜午後4時 |
| 合格発表 | 令和9年1月27日(水)午前9時 |
受験資格に制限はなく、年齢、学歴、国籍に関係なく誰でも受験できます。
手数料は、申込みが受け付けられたあとは取り消せず、試験が実施されない場合などを除いて返金されないと案内されています。「とりあえず申し込んで、あとで考える」という使い方はできません。申込む前に、受験する意思を固めておきましょう。
申込方法は2種類
申込みには、インターネットと郵送の2つの方法があります。公式サイトでは、インターネット申込みが案内の中心になっています。
| 項目 | インターネット申込み | 郵送申込み |
|---|---|---|
| 受付期限 | 8月24日(月)午後5時 | 8月17日(月)消印有効 |
| 手数料の支払い | クレジットカード、またはコンビニで10,400円を支払う | 郵便局で振替払込用紙により納入する |
| 写真 | データ(JPEG形式、320×240ピクセル)を準備 | 縦4cm×横3cmのカラー写真を願書に貼る |
| 準備するもの | 顔写真データ | 願書(7月21日〜8月17日に配布) |
郵送のほうが期限が1週間ほど早い点に注意が必要です。インターネット申込みなら、8月24日の午後5時まで間に合います。
写真の条件
写真は、受験願書を出す前の3か月以内(令和8年5月1日以降)に撮影した、カラーで、無帽・無背景、正面上半身の鮮明なものと案内されています。
申込み画面に入ってから慌てないよう、写真データは先に用意しておくと安心です。
申込み後は変更できないことがある
受験申込みのあと、転勤や転居など受験する人の事情で試験場を変えることはできません、と案内されています。住所や氏名に変更があった場合は、試験終了後12月31日までに届け出が必要です。
受験地は全国どこでも選べますが、会場の定員の関係で、同じ都道府県内の別の会場になることがあります。申込む前に、通える会場かどうかを確認しておきましょう。
受験上の配慮が必要な場合
障害などのために受験上の配慮が必要な方は、令和8年度の場合、8月17日(月)までにセンターへ相談し、医師の診断書などを添えた申請書を8月24日(月)までに届くように郵送する、と案内されています。通常の申込み期限より前に動く必要があるため、早めの相談が大切です。
受験票が届くまで
受験票は、圧着した郵便はがきの形で、申込みのときに記載した住所へ送られます。令和8年度は10月19日(月)に発送する予定とされています。
受験票には受験番号や試験場が書かれています。記載された試験場以外では受験できません。届いたらすぐに、試験場の場所と交通手段を確認しましょう。
試験当日の時間割
当日の流れは、次のとおりです(令和8年度の案内による)。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 午後0時20分まで | 受験票に書かれた受験番号の座席に着席する |
| 午後0時30分 | 受験上の注意事項の説明が始まる |
| 午後1時 | 試験開始 |
| 午後1時30分 | この時刻(開始後30分)を過ぎると受験できない |
| 午後4時 | 試験終了 |
試験開始後30分を過ぎると受験できません。電車の遅れなども考えて、時間に余裕を持って出かけましょう。
退室できない時間
試験開始から午後2時30分までと、試験終了前の10分間は、退室できません。この時間に退室すると、受験放棄とみなされて欠席扱いになります。
試験時間は3時間です。時間配分は、択一式と記述式をどう進めるかを事前に決めておくと、当日に迷いません。
当日の持ち物
公式サイトで案内されている持ち物と、利用できないものを整理します。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 必ず持っていくもの | 受験票、B・HBの黒鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック消しゴム、腕時計(1個) |
| 場合により必要 | 上履き(土足厳禁の会場のみ) |
| 机の上に置けるもの | 受験票、筆記具、消しゴム、蛍光ペン、腕時計1個、鉛筆削り、マスク、ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、点鼻薬など |
| 持ち込めないもの | 携帯電話などの通信機器、計算機能・通信機能のある時計やメガネ(スマートウォッチ・スマートグラスなど)を含むすべての電子機器 |
注意したい点を挙げます。
- 腕時計は計算機能なし:計算機能・通信機能のついたものは利用できません。
- 電子機器は電源を切る:携帯電話などは、電源を切って配布される封筒に入れ、バッグにしまうよう案内されています。使うと不正行為として扱われます。
- 帽子は不可:フード等を含む帽子類は認められません。
- 試験監督員による本人確認:身分証で本人確認をされることがあります。
- 飲食は原則不可:試験時間中の飲食は、許可された場合を除き認められません。
- ゴミは持ち帰る:出したゴミは各自で持ち帰ります。
トイレに行きたくなったときや体調が悪くなったときは、試験監督員に合図をして、その指示に従います。勝手に席を立つことは認められていません。
申込みから当日までの準備チェックリスト
最後に、時系列でやることをまとめます。
- 申込み前:受験する年度の案内を公式サイトで読む。試験日・申込期間・手数料を確認する
- 申込みの準備:写真データ(または写真)を用意する。会場の希望地を決める
- 申込み:期限に余裕を持って、インターネットまたは郵送で申し込む
- 受験票が届いたら:記載内容と試験場を確認し、会場までの経路と所要時間を調べる
- 試験の1週間前まで:筆記具、消しゴム、腕時計を用意する。時計は計算機能がないものか確かめる
- 前日:受験票を持ち物に入れる。服装は帽子やフードのないものにする
- 当日:12時20分までに着席する
申込み後の学習につなげる
申込みを済ませたら、あとは試験日から逆算して学習計画を立てます。法令の出題基準日は試験を実施する年度の4月1日現在施行の法令です。教材は、その時点の法令に対応したものを選んでください。
資格のエアポートの行政書士講座では、講座の内容をページで確認できます。学習方法を考えるときの参考にしてください。
まとめ
- 令和8年度の申込期間は、インターネットが7月21日〜8月24日17時、郵送が8月17日消印有効まで。受験手数料は10,400円で、申込み後の取消しや返金は原則できません。
- 試験は令和8年11月8日(日)の13時〜16時。12時20分までに着席し、開始後30分を過ぎると受験できません。
- 試験開始から14時30分までと終了前10分間は退室できません。
- 持ち物は受験票・黒鉛筆・プラスチック消しゴム・腕時計など。スマートウォッチを含む電子機器は利用できません。
- 日程・手数料・会場は年度で変わります。受験する年度の最新情報は、行政書士試験研究センターの公式サイトで確認してください。

